当院では肛門の日帰り手術が可能です。
患者様の病状や既往歴などによっては病院を紹介させていただく場合もございます。
ご了承ください。
〒564-0053 大阪府吹田市江の木町2-1クロッシング江坂4階
おしりのお悩み|吹田市えさか駅前にしごりおなかとおしりのクリニック
当院では肛門の日帰り手術が可能です。
患者様の病状や既往歴などによっては病院を紹介させていただく場合もございます。
ご了承ください。
手術前診察 | 手術当日術前 | 手術当日術後 | |
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治療 薬剤 検査 |
・手術に関する説明があります ・血液検査があります |
術後のお薬が処方されます | |
活動 安静度 |
制限はありません | 制限はありません | ・自転車、バイク、自動車の運転は避けてください ・激しい運動は避けてください |
食事 | 制限はありません | 朝食は摂取可 昼食は控えてください 水・お茶の摂取は可能です |
アルコール、香辛料・刺激物の摂取は控えてください |
清潔 | 制限はありません | 制限はありません | シャワー浴は可能です 入浴は避けてください(ガーゼを剥がしてシャワー浴してください) |
排泄 | 制限はありません | 朝に排便がない場合、来院後に浣腸をすることがあります | 排便は我慢せずに出してください |
患者様及び ご家族への説明 生活指導 服薬指導 |
・当院からの処方薬があれば、継続使してご使用ください ・普段から服用しているお薬やサプリメントを確認させていただきます ・問診票、同意書を記入いただきます ・手術日程を調整します |
中止薬以外のお薬は服用ください | ・手術内容や術後の注意点について医師より説明があります ・翌日の診察予約をお取りします ・中止しているお薬があれば、再開してください ・術後はおしりにガーゼを貼っています ・シャワーや排便時には剥がし、その後はご自身でパットやガーゼを当てておいてください |
術後翌日 | 術後1週間 | 術後2週間 | |
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治療 薬剤 検査 |
診察で、創部の確認を行います | 診察で、創部の確認を行います | 診察で、創部の確認を行います 術後薬の継続処方があります |
活動 安静度 |
自転車、バイクの運転は避けてください(術後3週間目まで) | 自転車、バイクの運転は避けてください(術後3週間目まで) | 自転車、バイクの運転は避けてください(術後3週間目まで) |
食事 | アルコール、香辛料・刺激物の摂取は控えてください | アルコール、香辛料・刺激物の摂取は控えてください | アルコール、香辛料・刺激物の摂取は控えてください |
清潔 | 入浴可能です | 入浴可能です | 入浴可能です |
排泄 | 排便は我慢せずに出してください | 便が出にくいようでしたら、診察の際ご相談ください | |
患者様及び ご家族への説明 生活指導 服薬指導 |
・痛み止めは痛みの程度により減量または中止していただいても構いません ・処方されたお薬は継続してご使用ください ・出血や排液がある場合は、パットやガーゼを当ててください |
・痛み止めは痛みの程度により減量または中止していただいても構いません ・処方されたお薬は継続してご使用ください ・出血や排液がある場合は、パットやガーゼを当てておいてください |
・痛み止めは痛みの程度により減量または中止していただいても構いません ・処方されたお薬は継続してご使用ください ・出血や排液がある場合は、パットやガーゼを当てておいてください |
術後3週間 | 術後4週間 | 術後6週間 | |
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治療 薬剤 検査 |
診察で、創部の確認を行います 術後薬の継続処方があります |
診察で、創部の確認を行います | |
活動 安静度 |
自転車、バイクの運転可 | 自転車、バイクの運転可 | 自転車、バイクの運転可 |
食事 | 制限はありません | 制限はありません | 制限はありません |
清潔 | 入浴可能です | 入浴可能です | 入浴可能です |
排泄 | |||
患者様及び ご家族への説明 生活指導 服薬指導 |
・痛み止めは痛みの程度により減量または中止していただいても構いません ・処方されたお薬は継続してご使用ください ・出血や排液がある場合は、パットやガーゼを当てておいてください |
・痛み止めは痛みの程度により減量または中止していただいても構いません ・処方されたお薬は継続してご使用ください ・出血や排液がある場合は、パットやガーゼを当てておいてください |
・痛み止めは痛みの程度により減量または中止していただいても構いません ・処方されたお薬は継続してご使用ください ・出血や排液がある場合は、パットやガーゼを当てておいてください |
注1 あくまで順調に経過した際の目安です。治癒過程には個人差がございます。
注2 術後6週間以降の診察の間隔は適宜決めていきます。治癒までには術後3~4か月かかります。
痔は痔核(いぼ痔)、裂肛(切れ痔)、痔ろう(穴痔)の3つに大別されます。
いぼ状の膨らみができる痔核は、直腸と肛門の境目である歯状線よりも内側(直腸側)に生じる内痔核と、外側(肛門側)に生じる外痔核に分類されます。
※「3度」以上は通常、手術の適応になります。
便秘の改善や排便時の長時間のいきみを避けて、規則正しい排便習慣をつけることが重要です。症状により経口薬や注入軟膏・坐薬を使用します。お風呂に入って温めるのも有効です。
パオスクレー(フェノール入りのアーモンドオイル)という薬液をイボ痔に注射し、静脈叢を硬くする治療法で、出血を止める効果があります。
新しい硬化療法に、ジオン注射硬化療法(ALTA)があります。これは、イボ痔、いわゆる痔核のなかでも「脱出を伴う内痔核」に対してジオン注という注射を痔核とその周囲に注入して痔を養っている栄養血管の血液量を減らし、さらに痔の中の血管を硬くして、弛んでしまった直腸粘膜部に癒着・固定させる方法です。注目されている硬化療法の一つで、手術でしか治せなかった進行した内痔核(3度)でも、治療効果が期待できます。肛門の痛みを感じない部分に注射するため、痔核を切り取る手術より痛みの少ないのが特徴です。局所麻酔下に行い、日帰り治療を行っています。
結紮切除術(ligation and excision : LE)といって、切除する痔核根治手術として、さらに根治性の高い方法として最も一般的に行われている方法です。
脱肛する部分が多く切除が必要な痔核には、結紮切除術を実施し、残りの比較的小さな痔核にはALTA療法を行います。こうして二つの治療法を組み合わせることで、安全かつ根治性を高める治療が可能になります。
分離結紮法は古典的痔核結紮術や振分け結紮法とも呼ばれ、痔核の根部を持続的に絹糸で緊縛して、局所の阻血性壊死により痔核を脱落させる方法です。
肛門と直腸の境目(歯状線)より皮膚側(肛門側)にできる外痔核で、痔核の静脈の中に血栓(血のかたまり)ができたものをいいます。いわゆる血豆のような形態で、突然発症することが多い病気です。自覚症状は強い痛みと腫れです。原因としては、長時間の座りっぱなし、排便時の強いいきみ、おしりの冷えなどが挙げられます。大きさが小さく症状の軽いものの多くは、吸収されて消失します。痛みや腫れなどの症状が続く場合は、薬物治療あるいは手術治療を行います。薬物治療は症状の程度が軽い場合や手術が受けられない場合に行います。手術治療は血栓が大きく痛みや違和感が強い場合に検討されます。
内痔核が脱出した際、脱出部が肛門括約筋に締められ、血栓を形成して元に戻らなくなった状態をいいます。突然、血流が悪くなり、強い痛みや腫れ、出血などが起こります。痛みのため肛門括約筋は収縮し、症状が悪化して、排便や排尿ができなくなることもあります。 すぐに症状を改善させることは困難で、鎮痛剤や軟膏、坐薬を使用して腫れが引くのを待ちます。内痔核が肛門内部に戻ると2、3時間で驚くほど小さくなっていきますが、腫れがなくなっても再び脱出する可能性があるため、根治手術の必要性があります。
裂肛は肛門の皮膚が裂けて、痛みや出血が生じ、慢性化すると肛門狭窄を引き起こすことがあります。
傷は浅く、排便時に痛みや出血を伴います。ほとんどは数日で回復します。
裂肛を繰り返すと傷が深くなり、潰瘍になります。痛みも持続し、傷の内側に肛門ポリープ、外側にイボを形成することがあります。長期化すると場合によっては肛門が狭くなることもあります。
痔ろうは、肛門組織が細菌に感染して炎症を起こし、膿がたまり、肛門の内部と肛門周囲の間にトンネルのような管が形成されます。痔ろうになると痛みや排液に加え、ストレスが生じ、生活の質(QOL)の低下を招きます。
肛門管内の小さな穴から細菌が入って肛門や直腸周囲が化膿し、膿がたまる病気です。浅い膿瘍では痛み、発赤、腫脹、発熱がみられ、深い膿瘍では肛門奥の鈍い痛み、倦怠感、発熱がみられます。治療の原則は切開による排膿です。切開・排膿すると、のちに膿の通り道が残りますが、この管(くだ)やしこりになったものが痔ろうです。痔ろう化が確認された場合、痔ろうに対する根治的手術が必要となります。
肛門やその周りにできる湿疹やかぶれです。急にできるものや慢性的に経過するものがあります。 原因としては、皮膚に起こる感染症(カンジダ性皮膚炎など)、肛門周囲の便や汗の付着など外部からの刺激が考えられます。症状は主にかゆみやピリピリとした痛みが生じます。 治療は肛門を清潔に保つようにしますが、シャワートイレでの洗いすぎやトイレットペーパーでの拭きすぎは禁物です。石鹸などによる刺激も加えないようにします。皮膚を保護する軟膏やかゆみを抑える(抗ヒスタミン)軟膏を使用しますが、むやみに薬を使用するとかえって悪化させてしまうこともありますので、気になる症状があれば気軽に受診ください。
直腸と肛門の境目(歯状線)あたりにできるポリープです。排便などの刺激を受けて炎症性・線維性の肥厚、または硬くなった突起ができます。原因としては下痢・便秘の繰り返し、歯状線付近の慢性的な刺激・炎症などが考えられています。小さなポリープは無症状ですが、大きくなると排便時に脱出し、それを繰り返すと根元部分が裂け、痛みや出血を生じます。 ポリープのみの治療の場合、外科的に切除可能ですが、深い裂肛、痔核、痔瘻などの合併症がある場合は、その根治的手術が必要となります。
様々な細菌感染によって起こる慢性の化膿性汗腺炎で、肛門周囲や臀部に発生します。痔ろうが合併することもあります。痛みや腫れ、皮下のしこりを繰り返し、徐々にひどくなります。膿がたまる急性期は切開し、膿を出す処置を行います。原則として病変部の切除手術が必要です。この病気は、恥ずかしさやその事実を認めたくないという気持ちから誰にも相談できず悩んでいるケースが少なくありません。便失禁の症状から家にこもりがちになり、社会からの孤立をまねくこともあります。まず、勇気をだして受診することが治療の最初の1歩です。ぜひご相談ください。
直腸を支える骨盤底の筋力低下により、肛門括約筋が緩み大きく開いて直腸が肛門から脱出する状態をいいます。お産経験の多い高齢女性に多くみられ、子宮脱や膀胱脱を伴うこともあります。肛門から直腸全体が脱出し、こぶしくらいの大きさになることもあります。はじめは排便時のみの脱出ですが、進行してくると立ったり、歩いていたりするときでも直腸が脱出してきます。 脱出が頻繁になると腫れや痛みのほか、下着に直腸粘膜がこすれて粘膜が脱落したり、出血をきたしたりすることもあります。治療は外科的手術が原則で、手術方法には経肛門的手術と、経腹的手術(腹腔鏡下直腸固定術)があります。